人間ドックのオプション

人間ドックでのクラミジア検査 

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クラミジア

性感染症は最近では増加している病気の一つで、その中でも最も多いのがクラミジアです。感染者数はなんと100万人を超えるとも言われています。

クラミジア感染症は自覚症状がほとんどないこともあり、発見されにくい病気です。パートナーに移してしまう可能性があるだけでなく、放置しておくと不妊の原因となってしまったり、様々な病気を引き起こしてしまうなど深刻な問題になってしまうケースも少なくありません。

クラミジアの検査は人間ドックの基本的な検査項目には含まれていないことが多いですが、オプションとして検査を追加することができる医療機関も存在します。

クラミジア感染症の症状は?

医療

クラミジアは性行為によって感染するクラミジアトラコマチスという菌が原因となる感染症で、特に10代~20代で感染する人が急増していると言われています。

クラミジアは性器だけでなく、のどに感染するケースも増えていて、特に女性の場合自覚症状がないことも多いですが、感染が広がると自覚症状が現れてしまうことがあります。

女性の場合

女性の場合はおりものが増える、黄色い色がつくなどの症状が現れることがあります。

また、性行為の際に若干の出血を伴うこともあります。

感染が拡大すると性行為のときに痛みが出てしまったり、下腹部が痛んでしまう症状が出てきます。

放置しておくと、不妊症になってしまったり、子宮外妊娠のリスクを高めてしまったり、妊娠の際には産まれてくる赤ちゃんに悪影響を与えてしまうことがあります。

男性の場合

男性の場合も自覚症状がないというケースもありますが、通常は尿道の出口の部分にかゆみ・不快感が出たり、尿が白く濁ることがあります。

放置しておくと精巣上体炎や慢性前立腺炎などの合併症を引き起こしてしまう可能性があります。

淋菌感染症(淋病)

淋菌感染症(淋病)とは、淋菌という菌が感染することによって引き起こされる病気で、クラミジアと症状がよく似ている感染症です。クラミジアと同時に感染するというケースも少なくありません。

淋菌感染症の男性の症状としては、クラミジアと同じ症状だけでなく、膿や激しい痛みを伴うこともあります。

ただ、女性の場合は自覚症状がないことも多く、クラミジアと同様に放置しておくと他の病気を併発してしまう恐れがあります。

クラミジアの検査方法

クラミジア検査方法

クラミジアの検査方法としては、基本的に血液検査や尿検査があり、それに加えておりものの検査やのど粘膜の検査が行われることもあります。

いずれにしても負担が少なく、料金もそこまで高額ではないので比較的気軽に行うことができる検査です。

血液検査

血液検査では、血液中のIgA抗体とIgG抗体を調べることによって感染の有無を確認しますが、過去に感染したことがあって、現在完治している場合も陽性反応となってしまうことがあるというデメリットがあります。

尿検査

尿に含まれるクラミジアや淋菌の遺伝子を検査することで感染の有無を調べることができるスクリーニング検査になります。

特に男性のクラミジア感染をチェックする際に使われ、血液検査に加えて行われることもあります。

ただ、この方法だけではのどや肛門の感染までは判断することはできません。

おりものの検査

女性の場合は子宮頸管からの分泌物で検査が行われます。綿棒などを使って粘膜部分を採取することで菌がいるかどうかを調べます。

のど粘膜の検査

これはのどへの感染を調べるために行われる検査で、同様に綿棒のようなものでこすって粘液を採取したり、うがい薬を使うことでのどの粘液を検査します。

 

クラミジア感染が確認された場合の治療としては、抗生物質を1~4週間服用します。淋病の治療としては注射を打つ場合もあります。

クラミジア検査を受けるには?

クラミジアの検査を行うには、自己検診キットを使って病院に行かずに郵送で検査を行う方法と人間ドックのオプションなどを利用してクリニックで検査を受ける方法があります。

検査キット

検査キットはインターネットを通じて購入し、郵送で送ることで検査を行うことができるという方法です。

信頼性も高く、病院を受診しなくてもいいので恥ずかしくないというメリットがありますが、粘液の採り方が十分でないと結果が不正確になってしまったり、その場で専門医の指導を仰ぐことができないというデメリットもあります。

クラミジアのみの検査だと、4000~5000の値段で行うことができます。

人間ドックのオプションで

通常クラミジアの検査は、保健所や性病科、泌尿器科、女性の場合は産婦人科で検査を行うことができますが、人間ドックのオプションの一つとして受けることで、性病検査以外の検査も同時に受けることができ、性病検査だけを受けに行くという精神的なストレスを避けることができます。

 

いずれにしても、検査が恥ずかしい、面倒だという理由で放置してしまうとさらに深刻な問題に発展してしまうことがあります。

少しでも不安に感じたら検査を行い、自覚症状がない場合でも1年に1回以上は行っておきたい検査です。

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